ユニゾン・キャピタル・グループとの戦略的提携に関するお知らせ

2023年01月06日

持続可能な社会の促進:ユニゾン・キャピタルとの提携

当社とユニゾン・キャピタル・グループ(以下「ユニゾン」)は、インド・太平洋地域において持続可能な社会の促進に向けた課題解決を目指す革新的なベンチャー企業への成長資金提供を行うファンドの組成と、持続可能な社会に向けた課題と機会について議論し、ベンチャー企業を支援するためのフォーラムの設立を目的とした基本合意書を締結しましたのでお知らせします。

アジア太平洋地域における成長資金提供の必要性

カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーなど、持続可能な社会の構築に向けたニーズが拡大する中、インド・太平洋地域の起業家が持続可能な社会の促進を目指したベンチャー企業を創業するケースは年々増加しています。一方で、これらのベンチャー企業が事業を拡大し、持続可能な社会に向けた課題解決に貢献する上で、十分な必要となる成長資金を提供する枠組みは未だに不十分な状態にあります。ユニゾンは、日本・韓国・シンガポール及びインドにおいて、SIJはアジア太平洋地域の戦略パートナーと、これまで独自に起業家や企業支援の活動を続けてきましたが、両者が共同で活動を行うことで、持続可能な社会構築の加速化に大きく貢献することが可能であると考え、この度の基本合意書締結に至りました。

持続可能な社会の促進に資するベンチャー企業に対して成長資金の提供を行うファンド

今後はインド・太平洋地域において持続可能な社会の促進に資するベンチャー企業に対して成長資金の提供を行うファンドの組成を進めていきます。また、同地域における起業家・投資家・大企業を結びつけ、持続可能な社会に向けた課題と機会について議論し、ベンチャー企業が持続可能な社会構築により大きく貢献することを可能とするためのフォーラムの企画・運営を共同で行っていく予定です。

また現Singularity University* CEOでSIJのアドバイザーであるSteve Leonard氏が、本ファンドおよびフォーラムをリードするマネジメントチームの一人としてSIJに参画いたします。Singularity Universityと、本ファンドおよびフォーラムに関する戦略的な協業について検討していく予定です。

Singularity University は、指数関数的に発展するテクノロジーが今後のビジネスや社会をどのように形成していくか、未来に向けてリーダーたちのより深い理解の醸成を支援するグローバル組織です。 地球規模の難題を解決することを目的に、これまでに、企業、非営利団体、政府、投資家、学界から集まった75,000人以上のリーダーたちと協働した実績があります。

Unison Capital Management Pte. Ltd. CEO 山本修氏のコメント 「ユニゾン・キャピタル・グループは、日本と韓国においてESGに重点をおいた投資活動を続けると同時に、持続可能な社会的基盤の構築を目指すベンチャー企業への成長資金提供の可能性に従来から注目してきました。ここ数年は、日本、シンガポール、インド市場をターゲットに、社会課題解決型ベンチャー企業への自己資金による投資活動を進めてきました。この領域での実績豊富なチームを持つSIJとの提携によりインド・太平洋地域においてベンチャー企業の成長支援を行っていくことに大きな期待を持っています」

サステナブルな社会構築の加速化につながる新しい資本の流れの創出

株式会社SDGインパクトジャパン 取締役会長 谷家衛のコメント 「SDGインパクトジャパンは、国内外のパートナー企業とともに、サステナブルな社会構築の加速化につながる新しい資本の流れの創出や、サステナビリティに貢献するテクノロジーや事業を有する起業家の支援に注力しております。国内有数のプライベート・エクイティ投資会社であり、インド・太平洋地域での投資経験も豊富なユニゾン・キャピタルとともに、サステナブルな社会の促進に貢献できるよう尽力してまいります」

ユニゾン・キャピタル・グループについて

ユニゾン・キャピタル・グループは1998年に創業された日本、韓国およびシンガポールを拠点とするプライベート・エクイティ投資会社です。創業以来活動を共にする10人のパートナーがリーダーシップをとっています。日本および韓国の中堅・中小企業を対象とするバイアウト投資のパイオニアとして、日本の5ファンド、韓国の2ファンドで累計50億ドル(約5,000億円)のエクイティ投資運用実績を持ちます。

馬場 渉
マネージング・パートナー

パナソニックホールディングス株式会社サステナビリティ担当。 コーポレートイノベーション、グリーントランスフォーメーションを担当した。 その後パナソニックグループの環境・エネルギー事業を担当し、 グループ経営戦略と一体化したPanasonic GREEN IMPACTの策定、サステナビリティ委員会、 環境エネルギー技術戦略会議などの設置に携わる。 それ以前は、SAPジャパン株式会社、SAP America Inc、SAP Labs LLCなどでビジネス、 研究開発、デザイン部門の経営を歴任。20年以上に渡り様々なセクターにおける イノベーションとサステナビリティを専門とし、 公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)、株式会社フィナンシェ、 Code for Japan、英Peace One Dayなどの取締役や理事、アドバイザーを務める。